【レビュー】全体的にいまひとつ?スマホ対応のAmazon製インターホン Ring Video Doorbell 4

スマホ対応のAmazon製のインターホンを導入したので、正直レビューです!

今回紹介する商品

戸建てのインターホンが壊れた後はパナソニックのインターホンを代替品として使用してきましたが、子機が一つしかなく、子機がある部屋でしか来客者に気が付かない、対応できないという不満点がありました。

この度スマートフォン、Alexaに対応にしたRing Video Doorbell 4が発売されるということで思い切って買い替えてみることにしました。

開封の儀とファーストインプレッション

パッケージは小さめでシンプルです。

付属品はこんな感じ。

本体に加えて、バッテリ、横への角度付与用のアタッチメント、専用ドライバ、両面テープ、USBケーブル、説明書、セキュリティ勧告用シール。

バッテリは mico USBで充電できるようになっています。到着時点では全然充電されていないので充電する必要があります、

本体は意外と小さいです。ボタンの周りがLEDで光るようになっています。

セットアップ

セットアップ、応答などはすべてRingアプリから行います。

アプリをダウンロードした後は指示に従って設定を行うだけで使用可能な状態になりました。

Alexa(echo show)で使用できるようにする

スマホのalexaアプリでringスキルを検索します。追加するとringアプリで設定した「カメラ」がデバイスに追加されているのがわかります。

ドアベルが鳴った際にアレクサに通知が行くようにする

デバイスからドアベル(ここでは「カメラ」)を選択し、ringアプリで設定した名前(ここでは「玄関」)を選択するとドアベルに接続されますが、ここで右上の歯車を選択することで設定に以降できます。

私の環境下ではモーション検知は無効化しているので、ドアベル押下をアナウンスのみオンにします。

これでドアベルが押下されたときにecoh show(alexa)に通知が来るようになります。

使ってみてよかった点・残念だった点

よかった点

Good
  • スマホで応答できる
  • Alexaに通知がきて、応答までできる
  • 両面テープで取り付けが簡単
  • 回線が遅くなければ外出先での応対も可能
  • 家族等でインターホンに出る権限を共有できる

スマホで応答できる

今回やりたかったことはインターホンのスマホでの応答なので、それはringの導入で達成できました。接続が安定していれば、どこにいてもそこそこの応答速度で応対できるので、かなり便利になりました

Alexaに通知がきて、応答までできる

Alexaに通知を送ることができるので、リビングなどにecho showなどが置いてあれば、今までのインターホンの親機のように通知を受け取って、応対することができます。すでに家にあるものを活用して便利にできるのは良いことですね。

両面テープで取り付けが簡単

バッテリー式なので、場所さえあれば両面テープで簡単に取り付けることができるので、配線などを気にせずに簡単tに取り付けできる点もGoodでした。

回線が遅くなければ外出先での応対も可能

あとは回線さえあればringにアクセスできるので、インターホンが押下された通知を外出先で受け取っても応対することができます。宅配便とかを置き配依頼しておくのに便利な機能ですね。

家族等でインターホンに出る権限を共有できる

家族を招待することで家族などにインターホンに出る権利を付与することができます。

これによって家にいる家族全員が個々のスマートフォンで通知を受け取りインターホンに応答することができるようになります。

残念だった点

Bad
  • Wi-Fi電波が弱く接続が不安定
  • バッテリ寿命は公称2ヶ月だが、バッテリーの充電にかかる時間が長い
  • 応答できるまでのラグ大きく不便
  • 応答時にミュート解除を毎回する必要がある
  • デフォルトでは呼び出し音が爆音
  • 自動応対音声が英語のみ
  • 複数人で同時に応対しようとすると接続できないことがある

Wi-Fi電波が弱く接続が不安定

鉄筋の一軒家での利用ですが、かなり電波が届きづらいです。玄関の目の前に中継機を設置して利用を考えていましたが、スマホでは電波を十分に拾えるのにRingでは結構あやしいです。

接続設定をすることはできることにはできるのですが、電波状況が不安定でインターホンを押下した際に通知が飛ばないどころか、LEDがくるくるするだけで呼び出しが実行されないことがよく起こってしました。

結局解決策として、玄関の真上の部屋に無線LANルーターを新設し、窓から玄関に向けてアンテナを伸ばし直接Wi-Fiを飛ばすことでなんとか安定した接続を確保できました。

電波についてですが、天気だったり、周りの電波の混線具合で頻繁に悪化するので、Ringへはなるべく近く、強い電波を飛ばしてあげることを推奨します。

バッテリ寿命は公称2ヶ月だが、バッテリーの充電にかかる時間が長い

バッテリーは公称2ヶ月もつと言われていますが、使用方法や用途によって寿命自体は環境依存です。

いつかはやってくるバッテリー充電の機会ですが、充電にかかる時間が長いので、インターホンのダウンタイムが存在します。

常に使用できるようにしておきたい場合は、予備のバッテリーを用意しておき、充電の際はもう1つのバッテリーを使用するという2交代制をしくのが良いでしょう。

応答できるまでのラグ大きく不便

いままで使用してきたインターホンの感覚からすると全体的に遅く感じます。

インターホン本体→スマートフォンの通知の段階でのラグ、スマホから応答の際のラグ、それに対する訪問者の応答のラグと全てにおいてラグが発生します。


特に呼び出しから、スマホに通知、実際に応答できるまでが長すぎてせっかちな配送業者だと帰ってしまいそうです。

応答時にミュート解除を毎回する必要がある

スマホに通知が来た後に、アプリに移行して通話状態に移行する必要があります。

応答時にデフォルトでマイクがオフになっているので毎回マイクをオンにしてから応答する必要があります。

Alexaでの応答も同様で、マイクを毎回ミュート解除する動作が必要になります。

デフォルトでは呼び出し音が爆音

Ringを押下すると、本体から呼び出し音が再生されますが、それがデフォルトではかなりの爆音です。

3件先の家まで聞こえそうです。設定も可能ですが分かりづらいのでそこもマイナスポイントですね。

デバイスでドアベルを選択後、デバイスの設定→一般設定→音量の設定の着信音で変更できます

自動応対音声が英語のみ

自動応対のメッセージを流す機能(スマート応対)があるのですが、英語のみで正直やる気あんのか?状態です。

日本に参入するのであれば、日本語に対応すべきでしょう。

shotaste
shotaste

自分で録音し、設定できる機能があれば日本語対応は要らないのでそっちを実装してほしい

複数人で同時に応対しようとすると接続できないことがある

家族に応答する権利を付与していると、複数人で同時にインターホンに応対しようとすることがあります。

この際に誰かが先に出た場合には遅れて出ようとした人は接続することができないのですが、時々両者接続できないことがあります。

shotaste
shotaste

先に誰かが接続している場合でも、その旨を表示する機能があれば便利なのに

Ring Chime Proの導入

ラグがひどいので少しでも快適に使えるように、通知が早く受け取れると噂のChime Proを導入しました。

ちなみにセット販売だと1000円くらいお得です。

ナイトライト機能がついていますが、コンセントの形状的に活用することは今一つです。

2つついているコンセントに設置する場合、下の穴に設置すると上側を塞いでしまうため、上の穴に設置する必要があります。

このタイプの上の穴に設置しますと、下になにか設置したときにライトを邪魔するので、どっちにしろ邪魔です・・・

中継機の機能もあるので、玄関の近くに設置して中継機と呼び出し音を鳴らすためのスピーカーとして利用するのがベターなのでしょうか、私の環境では位置的には中継機としては利用せずに呼び出し音を鳴らすだけのものとして使用してます。

設定自体はRingアプリでらくらくで、スマホが近くになくてもインターホンが鳴ったのがわかるのは意外と便利でした。

さいごに

アマゾンから登場したインターホンRing Video Doorbell 4を試してみました。

一旦置き換えしたものの、ストレスが溜まることがあるのも事実。もう少し使用してみて耐えられなかったら戻してみようと思います。

快適に使えている間は本当に便利なだけに色々改善して欲しいところも目立ってしまいますね。

スマートフォンやPCでどこでもインターホンに出られるのはとても便利なので、試してみたい方はぜひ!