2019/10/30、Appleとしては初のノイズキャンセル機能搭載のAirPods Proが発売となりました。正直いままでのAirPodsがミジンコに見えるくらい良いものでした。
contents
AirPods Proの特徴
あの耳からうどんとバカにされていたAirPodsの新型が登場しました。マイナーチェンジのAirPods2と違い大幅刷新が行われています。
主な特徴は以下の通り
- デザイン大幅刷新しカナル型に
- ノイズキャンセル機能
- ワイヤレス充電
- 1回の充電で4.5時間、ケース充電を行うと24時間以上再生可能
個人的注目ポイントにマーカー引いておきましたよ!
ノイズキャンセルにバッテリを持っていかれるらしくノイズキャンセル使用時だと最大5時間から30分短くなって4.5時間となってしまっているのが残念。
AirPodsきらい。AirPods Proすき。
AirPodsは苦手だった
私の耳の形がAppleが作るイヤホンと絶望的に相性が悪く、EarPods、AirPods(初代、2)が全くフィットせず最適な状態で音楽を楽しめませんでした。
耳にフィットしないため、耳の穴めがけてではなくその手前で発音が行われ空洞に響くカシャカシャ音を聴くくらいの音質に感じられなおかつ、少しでも揺れると即落ちるなんて散々な状態でした。
最近コツをようやく掴んできて下方向に押し付けつつ回転させることでうまくフィットできる技を身に着けたものの、耳と相性がわるいから嫌いという感じでした。
お手軽でフィット感最高!Proめっちゃいい
Proの良さはなんと行っても手軽さだと思います。ポンと耳に押し当てるだけですぽっとちゃんとしたフィット感を得られます。すごい!
カナル型にかわっただけでなく、なんでも形を刷新するにあたって数千の耳の形のデータを収集して形を追求したらしい。ありがとうApple・・・
そしてノイズキャンセル搭載なのでこの手軽さで没入感が得られます。イヤホンって結構フィット感とポジションが大事で、他のイヤホン使うときには、こねこねして。。。よしっみたいな感じでつけてたんですけど、AirPods Proは箱からだしてすぽっ(終)みたいな。
とにかく手軽にこれだけの没入感が得られるイヤホンはすごい。こればっかりは体験してもらわないと伝わらないかもしれない。音楽はちょっとした移動に聴くものという人にはぴったりのイヤホンです。
開封!初代との比較もします
開封と外観紹介
外装と付属品。充電は相変わらずLightningケーブルで行うが、付属のケーブルの反対の端がType-Cになっています。あのシールと充電器は付属しませんのでご注意を。
だいぶ形が変わったのと状態を表すLEDが外に来ました。裏には初代からあるボタンがついてます。
イヤーチップは外れにくくつけやすい構造になっています。何いってんの?って感じだったんですけど、実際に着脱したらそのとおりの感想を得ました。根本が少し硬くなっていてうまくカチっとハマるようになっています。
イヤーチップは3サイズ同梱。
新旧比較
AirPods2は譲ってしまったので初代との比較でご容赦ください。
ケースは形が大きく変更されていて横にだいぶでかくなってしまいました。
今までのケースの横幅とProのケースの縦幅がほぼ同じでした。
うどん部分は短くなり、耳に収まる部分がふっくらした印象です。
より耳の奥にめがけてフィットする形に進化しました。
上下に並べて比較すると形の違いは一目瞭然ですね。Proの方はかなり角度がついているのがわかります。
接続と設定
接続
iOS 13.2が必須ですので、事前にアップデートしておいてください。
例のごとくiPhoneなどの近くでぱかっとAirPodsを開くと同期されます。超簡単。
今回から操作方法が変わっていて、本体を叩いて停止、再生、曲送りなどを行っていた今までとは違い、感圧センサーを押すことによって操作を行います。
具体的には上図3枚めのようにうどん部分の平たくなっている部分をつまむことによって操作を行います。
設定
初期設定ではつまみっぱなしにすることでノイズキャンセルと外部音声の取り込みを交互に切り替えることができるように設定されています。他にはローテにノイズキャンセルオフを追加したり、Siri呼び出しを割り当てる事もできます。
また音楽の再生を操作することもできるので最低限の操作要求は満たしているかな。。というところでしょうか。
- 再生・停止:1回つまむ
- 曲送り:2回連続でつまむ
- 曲戻り:3回連続でつまむ
フィット感が最適な状態か判定
イヤーチップ装着状態テストなるものが実装されました。
使ってるイヤーチップが適切なもので、なおかつ適切にフィットしているかを判定してくれます。装着感これでいいのかな~って不安な人にはありがたい機能であるとともに、正しくフィット感を出してしっかりとAirPods Proの実力を味わってほしいというAppleの心意気が感じられます。
テストは設定>Bluetooth>airpods proの画面にあります。
装着してから続けるを押すと判定してくれます。
左の図が正しくフィットしている状態。右の図は右のイヤホンがフィットしていないことを知らせています。この場合装着具合を見直すか、イヤーチップのサイズを変えてみましょう。
音質について
私は普段以下の2つを使用しているのでこれらとの比較かつ、ファーストインプレッションだということ、音は好みだと言うことを踏まえて。
ゼンハイザーの方をメインで使って、AirPodsは会社に置きっぱなしにして仕事中に使っています。
音質的な個人的な好みでいうと、ゼンハイザー > AirPods Pro > AirPodsです。
ゼンハイザーは心地よい音の広がりを感じることができますが、AirPods Proにはそれがないです。近くで音が鳴っていてのっぺりした印象。良くも悪くも素直な音の作りだと思います。
良いところ・残念なところ
良いところ
- ノイズキャンセル
- 外部音取り込みがGood
- 超進化したフィット感
- 手軽さ!
- 感圧センサーへの操作が確実で行いやすい
AirPodsシリーズ初のノイキャン搭載はやはり画期的でしたね。結構できが良くてかなり外部の音をかき消してくれます。
外部音声取り込みがゼンハイザーのイヤホンの場合苦手で、高温ばっか拾ってしまったり、風の音もすごい拾うので苦手だったのですが、こいつはそういった不快感を与えずにごく自然に外部の音を耳まで通してくれます。すごい。サーキュレーターで風の音についても検証しましたがこれまた段違い。突風級になると流石に拾ってしまいますが、風の音もいい具合に処理してくれました。
手軽にぱっと最適な位置にフィットしてくれるイヤホンなのでさっとでかけたいときにイヤホン億劫だな~なんてならず最適だと思います。
今までのタップ操作や他のイヤホンにあるようなタッチ操作とは違いつまむという操作は各実にそれを行ったことがわかりやすくかなり操作がしやすく感じました。
残念なところ
- 税込み3万円Overなプロ価格
- ケースがでかくなった
- ケースへの収まりが悪くなった
- ノイズキャンセル中の不快感
3万円は高いですよね。学生からしたらたまったもんじゃないですね。個人的な要求をするとすれば、ワイヤレス充電ケースいらないからその分安くしてくださいって感じです。
ケースがでかくなったものの、前述の通り前のケースの横幅=Proのケースの縦幅であるので、今までのケースがちょっと伸びたかなぁ程度ではあります。しかし重量は増えているような気はします。
ケースへの収まりが悪くなったというのは、ケースへ収納するさいにイヤホン本体がはめるのが少し手間になったということです。今までは割と雑にストンと落として、上からちょっと押してあげればあるべき場所に収まっていました。Proは形ゆえ少し引っかかるのでちょっと収納の際には気を使う必要があります。まぁ慣れの問題かもしれませんが。
これは個人差+慣れていないという点を念頭においていただきたいのですが、ノイズキャンセル中に多少ですが特有の不快感があります。私は眉間の奥あたりの意識を引っ張られるような感じがします。私の場合音楽を鳴らしてしまえばあまり気にならなかったので大丈夫ですが、こればっかりは個人差があると思うのでこれも買う前に試してみたほうが良いかもですね。
さいごに
ノイズキャンセルを搭載した新型のApple製イヤホンの紹介でした。AirPodsを買おうか迷っていた人は買いどきです。間違いない。多少高いお金を払ってもProを買ったほうが幸せになれます。買っちゃいましょう。
フィット感も視聴性能も段違いですよ!Proを通してAirPodsが苦手なイヤホンから好きなイヤホンへと変わりました。
なかなかワイヤレスイヤホンの視聴って難しいですが、ぜひ試してこの驚きを味わってもらいたいです。