長年常用してきた、抗アレルギー剤である「セチリジン」と「メキタジン」の副作用には太る効果があるという衝撃の事実を知ってしまった。居ても立ってもいられずこれらの薬について調べてみた。
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すべての始まりは姉の一言
姉:そういえば、「セチリジン」って太るらしいよ?
そんな何気ない日常(?)の会話で問題は発覚した。どうも、花粉症の症状を抑えるために飲んでいたが、辞めたところ体重が減ったとのこと。
たしかに、私が薬を飲み始めた時期と太り始めた時期が一致している気がしなくもない…
「セチリジン 太る」「メキタジン 太る」 検索
早速Google先生に聞いてみました。頻度不明というほど発生しにくいものではあるが、体重増加の副作用は報告されている模様…
しかし、おくすり110番のハイパー薬辞典様を利用して、セチリジン、メキタジンについて検索すると、どちらも逆に副作用「食欲不振」の文字が…
※ハイパー薬辞典(http://www.jah.ne.jp/~kako/frame_dwm_search.html)
一体どういうことだってばよ…/(^o^)\
謎を解く鍵は「抗ヒスタミン薬」
抗ヒスタミン薬とは…
抗ヒスタミン薬(こうヒスタミンやく、Antihistamine)は、ヒスタミンの作用を抑制する薬品である。特にヒスタミンH1受容体拮抗薬を指す。抗ヒ剤と略称することもある。鼻水といったアレルギー症状や、酔い止めの成分として知られ、花粉症の薬や総合感冒薬にも含まれる。(引用:wikipedia 抗ヒスタミン薬)
メキタジンとセチリジンは第二世代抗ヒスタミン薬として分類されているらしい。第二世代抗ヒスタミン薬は第一世代とくらべて、眠気などの副作用の少ないものを言うそうです。
そして、この抗ヒスタミン薬の特徴が肥満作用に結びつくのです。
満腹中枢への刺激が弱まる
抗ヒスタミン薬の作用によって、視床下部にある満腹中枢への刺激が抑制されることで、食欲が増進されるそうです。
今までと同じ量じゃ足りなくっちゃうんですね。そりゃあ太ります…
食欲を増進させる「グレリン」分泌促進
抗ヒスタミン薬の作用によって、グレリンというホルモンの分泌が促進されます。普段グレリンは空腹時に分泌にされるホルモンで、成長ホルモンの分泌に関わっているほか、食欲増進、脂肪の蓄積効果があるそうです、
なんだかヤバイ雰囲気が漂ってきました…
他にも…
抗ヒスタミン薬の作用によって、知覚神経の機能を抑制し、胆汁酸によるチアック神経刺激が抑制され、満腹を感じづらくなってしまうという話も有るようです。
まとめ
セチリジン、メキタジン共に薬の作用には載っていませんが、肥満につながる恐れが有ることがわかりました。
それは、両薬に共通している抗ヒスタミン薬に起因しています。
一部脂肪の蓄積効果はあったものの、
- 食欲増進
- 満腹の感じづらさ
を認識して、上手く付き合っていければ、体重の増加を抑えることができるかもしれません。
よーし痩せるぞおお(p^o^q)